字幕放送
そう語るのは、水曜日のカンパネラのコムアイさん。
向かう先は、ダイアログ・イン・ザ・ダーク。
真っ暗闇の空間の中で、日常生活の様々な事柄を、
聴覚や嗅覚など、視覚以外の感覚を使って体験するエンターテイメントです。
ライブで光の演出を意識的に使うコムアイさん、
光のない世界で何を感じるのでしょうか?
ダイアログ・イン・ザ・ダーク代表 志村真介さんは、
熊本県立第二高等学校の高校生たちに語り掛けます。
道路を挟んだすぐ隣にある、第二高校と盲学校。
ほとんど交流がなく、文化の違いが大きな壁となっていました。
文部科学省による「心のバリアフリー」推進事業の一環として、
盲学校でこのイベントが開催されることに。
果たして心を通わせることはできるのか。
暗闇の中で、高校生たちの対話がはじまります。
そして、2017年の夏。
日本ではじめて「ダイアログ・イン・サイレンス」が開催されました。
聴覚に障害があるアテンドに案内され、90分間、
音のない世界を次々と回っていくエンターテイメントです。
奮闘する総合プロデューサーの志村季世恵さんとアテンド候補生たち。
異なる文化を受け止めた研修期間から、意識が大きく変わるイベント期間、
さらにアテンドたちのその後を追い掛けました。
現場に足を運び、温度のある発信を大切にする堀潤さんは、
光のない世界と音のない世界、その両方の体験者でもあります。
お互いの違いを尊重することができるのか?
人と人は対等にコミュニケーションできるのか?