タレント業と平行してアート活動も行う
ベッキーさんを中心に。
この日初めて顔を合わせた、
さまざまな個性を持った6人が、
1泊2日の合宿で
巨大な絵を完成させるまでの記録です。
「一番自由なのは絵描いてる時です。
圧倒的に」
「本当の自分でいられる感じが、
最高なんですよね、
私は絵に救われたから、本当に」
そう語るベッキーさんは、
タレント業と並行して個展を開くなど、
アート活動も精力的に行っています。
ベッキーさんを中心に、
この日初めて顔を合わせる6人が、
1泊2日で巨大な絵を描き上げます。
参加者は、大学生で演劇を主宰する
視覚障害者の関場理生さん。
大学で手話講師を務める
聴覚障害者のかえでさん。
3年前に歯肉がんを患った80歳の原田泉さん。
アメリカで生まれ、現在は日本の大学で
英語を教えているディラノさん。
車椅子ジャーナリストとして
マイノリティの取材を続ける徳永啓太さん。
年齢も性別も出身もバラバラの6人は、
手話や筆談も含めて、
互いの手を取り合いながら
対話の方法を見つけていきます。
制限時間は22時間。自己紹介から、
描きたいテーマを議論し、
キャンバスにイメージを描き、同じ食卓を囲み、
朝を迎えても続く作業。
台本も筋書きもない撮影の中で、
正解、不正解のないアートと向き合います。
障害との向き合い方、年齢を重ねる意味、
結婚にまつわる話もしながら、
心を開いていく6人。
ベッキーさんも、アートとの出会い、
ハーフであることで心ない言葉を
投げ掛けられた過去など、
自身のことも包み隠さずに話します。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目前に、
「ダイバーシティ」という言葉が
広く使われるようになりました。
あらゆる価値観が混ざりゆくこれからの時代。
果たしてどんな絵が完成するのでしょうか?
そして彼らはどんなことを考えたのでしょうか?